ホームページの制作手順
ホームページを作りたいんだけど、どうやって作っていったらいいかわからないという声をたまに聞きます。基本的にはあまり深く考えず、掲載したい情報を業務内容、会社案内、料金、商品情報、あいさつなど適当なカテゴリごとに分けて原稿を用意していけば良いのだが、そもそもその内容を出すのに苦労している方々も多いようだ。
そこで、少しホームページを作成していくためのヒントを手順に沿って説明していきたいと思う。
１．目的の明確化
まず、ホームページを作るための目的を明確化することだ。何のためにホームページを作るのかがわかってないと、原稿を用意することもできないだろう。
そして、この先ホームページを作成していくにあたり、多くの仕様変更、追加・修正・削除といった作業が待ち構えていますが、この目的については最後の最後までぶれてはいけない唯一のものであるということも理解しておきましょう。また、何か途中で迷ったときにはいったん目的に立ち返る、ということも覚えておくと良いでしょう！
２．ターゲットの設定
次にターゲットの設定です。誰に向けて情報を発信するのか、目的を達成するためにはどんな人たちをターゲットとすればよいのかを考えましょう。ターゲットの選定は出来るだけ詳しく、個人を特定できるくらいまで細かく設定すればするほど、訴求力の高いホームページを作ることができるでしょう！
原稿を作るとき、不特定多数の人に語り掛けるか、個人に語り掛けるかであれば、当然個人に語り掛けたほうが反応率は上がりますからね。
３．コンセプトメイキング
目的、ターゲットとホームページの外側の部分から考えてまいりましたが、ここでようやく内面について考えてみます。コンセプトメイキングは主に2点あります。
1つ目は他サイトを参考にするということです。
同じような業種・サービスに限らずいろいろなホームページをできるだけ多く見て参考にしてみてください。
見方については良いなと思うところはそのまま参考にし、悪いなと思うところは「ここはもう少しこうしたら良いのに！」というふうに課題を見つけるようにしてみてください。そうして作成する自分のホームページは良いと思える事をどんどん取り入れていくようにすれば良いのです。
2つ目はホームページで何を実現したいか書き出してみましょう。
例えば動画・メルマガ・ブログ・フェイスブックやツイッターとの連動・新着情報を手軽に更新したい、などなど。実際に実現できるか、どのような形で実現するかは予算等の絡みもありますが、ここを出しておくことで例えばホームページ制作業者にお願いする場合でも良い提案を得られやすいし、話がスムーズに進みますね。
４．サイトマップの作成
いよいよサイト全体図の構成を考えていきます。ここでは大まかな構成と盛り込む内容を決定していきます。どういうページをいくつ作成して、それぞれのページにはどのような内容のコンテンツを配置して、またページとページの繋がりはどのようになっていてなど、ざっーと書き出してみると良いです。フォーマットは気にしません。自分の好きな形で書き出してみてください。ホームページ制作業者に見せる場合でも業者はなれてますのでどのような形でもすぐに理解してくれます。
５．見積り
ここまできたら業者に見積もりを取ってみましょう！
もちろんここまで来なくても業者に見積もりを取ることは可能ですが、いろいろと余計な費用を窃取されることなく、純粋に制作の費用だけで出来るだけ安く済ませたいのであれば、ここまでやっておいたほうが安心だ。
6．制作開始・検証
いよいよ制作開始から完成へ。
「わーい、いいのができた」とすぐに満足してはいけません。特に業者に作ってもらったホームページは納品前に必ず検証しましょう。検証のポイントは主に以下です。
- 誤字、脱字、表現、リンク外れチェック
- プログラム部分がきちんと動くか（新着情報・メールフォームなど）
- ブラウザチェック（ＯＳやブラウザのバージョンにより表示崩れが発生している場合がある）
検証は必ずローカル環境ではなく外部から閲覧できないようにしてもらった上で、公開用のサーバーで行う。特にプログラム部分はあとからどうにもならないので、予想もしないような操作を行ったときにどうなるか？サーバーを不安定にさせていないかなど細かく隅々まで見る必要がある。
メールフォームについても必須項目のチェックはされてるか、自動返信メールがすぐに返ってくるか、画面遷移がきちんと行われてるかなど細かく見るようにしてみてください。
７．公開
晴れて公開。お疲れ様です。たくさん更新して集客しましょう。ホームページのＵＲＬも多くのサイトに掲載したり、印刷物に差し込んだりするのも忘れずに地道に頑張りましょう。
